【日記】今年も下鴨納涼古本まつりへ
東京がコミケなら京都は古本だ。
てなわけで今年も下鴨納涼古本まつりに繰り出してきました。
去年は通り雨の後に行ったので、「納涼」と言いながら釜茹地獄の如き様相でしたが、今回はカラッとした晴天につき、糺の森が作る日陰がなかなか心地よい涼しさでございました。
そして今回の戦利品は、以下の如く。
- 安部公房『内なる辺境』(中公文庫)
- 井上順孝『新宗教の解読』(ちくま学芸文庫)
- 井上頼寿『京都民俗志』(東洋文庫)
- 氏家幹人『江戸人の老い』(PHP新書)
- 氏家幹人『江戸の性風俗』(講談社現代新書)
- 岡田明子/小林登志子『シュメル神話の世界』(中公新書)
- 沖浦和光『「悪所」の民俗誌』(文春新書)
- 木原善彦『UFOとポストモダン』(平凡社新書)
- 末木文美士『日本仏教史―思想史としてのアプローチ』(新潮文庫)
- 平泉澄『物語日本史(上・中・下)』(講談社学術文庫)
- 宮田登『日本の民俗学』(講談社学術文庫)
- 吉田伸之『都市―江戸に生きる』〈シリーズ日本近世史④〉(岩波新書)
- 脇本平也『宗教学入門』(講談社学術文庫)
- 『幽霊の本』〈Books Esoterica 25〉(学研)
こんなに買ったところで全部読めるわけないでしょ? アホなの?
と、毎回自問自答するのですが、結局アホなので買ってしまいました。こうして順調に積読は増えていくのである。
いやね。毎度毎度、思ってはいるのですよ。「流石にもう欲しくなる本はないだろう」と。
しかしいざ無数に並ぶ本棚を見て回ると、あるわあるわ面白そうな本が無尽蔵に。
大部の本は古本でも高価なことが多いので、なるべく文庫や新書に限って買うようにしているのですが、それでも10冊以上お買い上げとは一体どういう了見か。やはり面白そうな本に満ち溢れているこの世界がおかしいのだ。
そう自分に言い訳しながら、出掛ける時よりはるかに重くなったリュックを背負って、容赦のない日差しに焼かれながら家路につくのでした。しかしどこに置こうか、この本…