河原に落ちていた日記帳

趣味や日々の暮らしについて、淡々と綴っていくだけのブログです。

2020-01-01から1年間の記事一覧

【オカルト本を読む】『別冊実話特報』

今回は、ちょいと小粒な記事をば。 個人的な話から始まって恐縮だが、筆者は今年の10月31日、京都の知恩寺で開催された「秋の古本まつり」に繰り出してきた。そこで入手した資料の一つが、1950年代に刊行されていた雑誌『別冊実話特報』の、以下の4冊である…

【オカルト本を読む】佐治芳彦『謎の竹内文書』

「古史古伝」と呼ばれる文献群がある。 一言では、「古事記・日本書紀以前の書」として紹介されることが多い。実際には近世から近代にかけて書かれた偽書ばかりなのだが、「正史からは抹消された真実の歴史が記された書物」だという触れ込みで、歴史のロマン…

【読書備忘録】横山茂雄『聖別された肉体』(1990)

増補 聖別された肉体: オカルト人種論とナチズム (叢書パルマコン02) 作者:横山 茂雄 発売日: 2020/08/27 メディア: 単行本 第二次世界大戦中、ナチズム下のドイツでは人種主義が極端に推し進められ、多くのユダヤ人が迫害・虐殺された……という事実は、わざ…

【オカルト本を読む】五島勉『ノストラダムスの大予言』

今年7月21日、五島勉氏の訃報が報じられた。 2020年6月16日、90歳で逝去されたという。ご冥福をお祈り申し上げます。 さて五島勉氏といえば、オカルトを嗜む人間番外地の方ならわざわざ説明するまでもない有名人だろう。1973年に『ノストラダムスの大予言』…

【読書備忘録】稲生平太郎『何かが空を飛んでいる』(1992)

定本 何かが空を飛んでいる 作者:稲生 平太郎 発売日: 2013/11/25 メディア: 単行本 2020年6月17日、宮城県上空に謎の白い物体が飛行しているのが話題となり、既にWikipediaの記事にもなっていて驚きました。素性の分からない物体が、世間の目をあざ笑うかの…

【読書備忘録】久米晶文『「異端」の伝道者 酒井勝軍』(2012)

更新をサボっている間に世間は何やら大変なことになってしまいましたが、それはそれとして今回も相変わらずオカルト関連の本を紹介する当ブログです。 ということで今回紹介するのはこちら。 「異端」の伝道者酒井勝軍 作者:久米 晶文 メディア: 単行本 日本…

【映画備忘録】『キャッツ』(2020)

全米が(恐怖で)泣いた! と言っていいくらいに阿鼻叫喚なレビューが次々と寄せられている話題作の、映画版『キャッツ』。 それらの意見を簡単にまとめると、「怖い」「キモい」「夢に出そう」「なんで映画化してしまったんや」といった感じでしょうか。 し…

【読書備忘録】堀江宗正『ポップ・スピリチュアリティ』(2019)

ポップ・スピリチュアリティ: メディア化された宗教性 作者:堀江 宗正 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2019/11/20 メディア: 単行本 あけましておめでとうございます。だいぶ経ちましたが新年一発目の記事です。 元日の朝にテレビをつけてみたところ、NH…