河原に落ちていた日記帳

趣味や日々の暮らしについて、淡々と綴っていくだけのブログです。

【日記】今年も下鴨納涼古本まつりへ

 東京がコミケなら京都は古本だ。

 てなわけで今年も下鴨納涼古本まつりに繰り出してきました。

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 去年は通り雨の後に行ったので、「納涼」と言いながら釜茹地獄の如き様相でしたが、今回はカラッとした晴天につき、糺の森が作る日陰がなかなか心地よい涼しさでございました。

 そして今回の戦利品は、以下の如く。

 

 こんなに買ったところで全部読めるわけないでしょ? アホなの?

 と、毎回自問自答するのですが、結局アホなので買ってしまいました。こうして順調に積読は増えていくのである。

 いやね。毎度毎度、思ってはいるのですよ。「流石にもう欲しくなる本はないだろう」と。

 しかしいざ無数に並ぶ本棚を見て回ると、あるわあるわ面白そうな本が無尽蔵に。

 大部の本は古本でも高価なことが多いので、なるべく文庫や新書に限って買うようにしているのですが、それでも10冊以上お買い上げとは一体どういう了見か。やはり面白そうな本に満ち溢れているこの世界がおかしいのだ。

 そう自分に言い訳しながら、出掛ける時よりはるかに重くなったリュックを背負って、容赦のない日差しに焼かれながら家路につくのでした。しかしどこに置こうか、この本…


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【日記】何事も食わず嫌いはよろしくないと思ったことについて。

 たまには特に脈絡のない駄文でも書いてみましょ。

 何を書くのか最初にざっくりまとめると、「最近アニメ観始めたけどけっこうおもろいやん」と言いたいだけの記事です。

 

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【読書備忘録】ASIOS『昭和・平成オカルト研究読本』(2019)

昭和・平成オカルト研究読本

昭和・平成オカルト研究読本

 

 すごい本が出ました。

 近代以降、非科学的な言説は「迷信」として退けられる一方で、社会に対して常に一定の影響を及ぼしてきた「オカルト」という存在。

 オカルトは戦後の70~80年代にかけて爆発的な流行を見せ、それが落ち着いたかのように見える現在でも、「スピリチュアル」や「ニセ科学」などの形で厳然たる存在感を放ち続けています。

 本書は昭和期から現在に至るまでのオカルト主要トピックを取り上げ、それらに客観的な検証を加えた400頁超の大著です。

〈内容紹介〉※版元ドットコムより引用
 数年ごとに起きるオカルトブーム。超能力や心霊、占い、予言、奇跡、UFO、UMA、さらには超古代文明など常識では説明のつかない出来事は人々を惹きつけてやまない。しかしながらブームが終われば、多くの出来事は次第に忘れ去られてゆく。本書はそういった過去のオカルトを懐かしむのではなく、徹底的に資料を集め、確実に裏付けを取ったもので構成されている。
 30年あまり続いた平成という時代が終わりを迎え、元号が「令和」へと変わった今、昭和と平成、約100年の間に起こったオカルトを深く考察していく。

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【読書備忘録】『怪異学入門』(2012)

怪異学入門

怪異学入門

 

 小松和彦氏による民俗学・人類学ベースの「妖怪学」に対し、歴史学ベースでの「不思議な物事」の研究を目指す、東アジア恠異学会。変換しにくい

 本書は当会の提唱する「怪異学」のエッセンスを纏めた入門書となります。

〈内容紹介〉岩田書院公式HPより引用
 東アジア恠異学会創立10周年を記念し、『怪異学の技法』『亀卜』『怪異学の可能性』に続き、これまでの研究成果を「入門書」として刊行。
 第1章では、王権と怪異、怪異の流出、知識人の系譜、を柱に、怪異学の視点を語る。
 第2章では、不思議なコトやモノを分析する方法を具体的に提示した論考5編を収録。
 第3章では、学会創設者へのインタビューを通じて、新しい学問が誕生する軌跡を辿る。

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【映画備忘録】『貞子』観てきました。

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 鈴木光司氏がホラー小説『リング』を発表したのが、1991年。

 それを原作とした同名ホラー映画(中田秀夫監督)が公開されたのが、1998年。

 それ以降、3Dになったり海外で撮られたり伽椰子と対決させられたり、紆余曲折ありながらコンスタントに新作が制作され続けているリングシリーズ。

 シリーズ最新作である今作は、映画シリーズの設定を一旦リセットし、現代を舞台に新たな呪いの物語が始まります。

 さて「貞子」こと山村貞子は、今作ではどのような活躍を見せてくれるのでしょうか。

〈あらすじ〉※公式サイトより引用

その呪いは、ある投稿動画から始まった……

 心理カウンセラーの茉優のもとに、ひとりの記憶障害の少女が入院してくる。
 やがてその少女は、1週間前に公営団地で起きた放火事件の犯人・祖父江が人知れず生み育てていた子供であることが判明。
 少女と真摯に向き合う茉優だったが、次第に彼女のまわりで奇妙な出来事が起こり始める――。
 一方、WEBマーケティング会社に勤める祐介の薦めで動画クリエイターとなった、茉優の弟・和真はアクセス数の獲得に焦るあまり、心霊動画を撮ろうとその火災跡に忍び込むが、動画をアップしたのちに消息を絶ってしまう。
 茉優は拡散された動画を探し出し、再生してみると、和真の背後に長い髪の女が立っていて……。

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【読書備忘録】高橋直子『オカルト番組はなぜ消えたのか』(2019)

 UFOやUMA、或は幽霊、超能力、霊能力……そんな諸々のオカルト事象を扱ったテレビ番組を見て、心躍らせた人は多いのではないでしょうか。

 私はと言うと、2008年1月~3月にかけて放送されていた「未確認思考物体」という深夜番組が一番印象に残っています。これは各種超常現象を扱ったトーク番組で、オカルトに詳しい数人のおっさんたちが、その真偽はさておきその意義や意味について駄弁っていくという素晴らしい番組でした。出演者としては高野秀行氏、山口敏太郎氏、秋山眞人氏など、「濃い」メンツばかりでした。

 さてそうしたオカルト番組が、どうも最近減っているんじゃないか? と言うのが本書のテーマです。70年代~80年代にかけて興隆したオカルト番組が、どうして現在「消えた」のか。著者の高橋氏は、宗教学の見地からその理由に迫っていきます。

〈内容紹介〉※Amazon商品紹介欄より引用
 1974年の超能力ブームに始まり、ユリ・ゲラーネッシーや雪男、80年代から90年代にかけてのノストラダムス矢追純一のUFO、心霊写真、霊能力者・宜保愛子、そして2000年代のスピリチュアル・ブーム……。

 1958年の「テレビ放送基準」以来、「迷信は肯定的に取り扱わない」と定めているにもかかわらず、なぜオカルト番組は熱狂的な支持とバッシングの渦のなか続いていたのか。

 「謎」や「ロマン」を打ち出し、視聴者が半信半疑で楽しむエンターテインメントとしてオカルト番組が隆盛を極めたことを掘り起こす。そして、スピリチュアル番組へと移行して「感動」や「奇跡」の物語へと回収されることで、オカルトの内実(真偽)が問われ、終焉へと至った歴史的なプロセスを明らかにする。

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【読書備忘録】斉藤光政『戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌」』(2019)

戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌」 (集英社文庫)

戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌」 (集英社文庫)

 

東日流外三郡誌』…これを「つがるそとさんぐんし」とすぐさま読める人は、ほぼ間違いなく物好きと言っていいでしょう。

 90年代、東北地方でとある騒動が持ち上がりました。青森県のとある農家から見つかった膨大な古文書群が、全て現代人による偽作であるという疑惑が巻き起こったのです。それら膨大な古文書の総称が、『東日流外三郡誌』です。

 果たして『東日流外三郡誌』は、本当に偽作されたものなのか。だとすれば、一体誰が偽作したのか。地元から遠く離れた日本中の研究者たちをも巻き込み、激しい真偽論争が繰り広げられます。

 本書はこの騒動を中心的に取材し、『東日流外三郡誌』の真相を追求し続けた新聞記者による、息も詰まる濃密なルポルタージュです。

〈内容紹介〉Amazon商品紹介欄より引用
 すべてがインチキだ!
 「東日流外三郡誌」の真贋論争の中心にいた青年記者がその真相を暴く―
 立花隆氏、呉座勇一氏など各界著名人たちに注目された迫真のルポルタージュ!

 青森県五所川原市にある一軒の農家の屋根裏から、膨大な数の古文書が発見された。当初は新たな古代文明の存在に熱狂する地元。ところが1992年の訴訟をきっかけに、その真偽を問う一大論争が巻き起こった。この「東日流外三郡誌」を巡る戦後最大の偽書事件を、東奥日報の一人の青年記者が綿密な取材を重ね、偽書である証拠を突き付けていく―。事件後見えてきた新たな考察を加えた迫真のルポ。

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