河原に落ちていた日記帳

趣味や日々の暮らしについて、淡々と綴っていくだけのブログです。

読書備忘録

【オカルト本を読む】五島勉『ノストラダムスの大予言』

今年7月21日、五島勉氏の訃報が報じられた。 2020年6月16日、90歳で逝去されたという。ご冥福をお祈り申し上げます。 さて五島勉氏といえば、オカルトを嗜む人間番外地の方ならわざわざ説明するまでもない有名人だろう。1973年に『ノストラダムスの大予言』…

【読書備忘録】稲生平太郎『何かが空を飛んでいる』(1992)

定本 何かが空を飛んでいる 作者:稲生 平太郎 発売日: 2013/11/25 メディア: 単行本 2020年6月17日、宮城県上空に謎の白い物体が飛行しているのが話題となり、既にWikipediaの記事にもなっていて驚きました。素性の分からない物体が、世間の目をあざ笑うかの…

【読書備忘録】久米晶文『「異端」の伝道者 酒井勝軍』(2012)

更新をサボっている間に世間は何やら大変なことになってしまいましたが、それはそれとして今回も相変わらずオカルト関連の本を紹介する当ブログです。 ということで今回紹介するのはこちら。 「異端」の伝道者酒井勝軍 作者:久米 晶文 メディア: 単行本 日本…

【読書備忘録】堀江宗正『ポップ・スピリチュアリティ』(2019)

ポップ・スピリチュアリティ: メディア化された宗教性 作者:堀江 宗正 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2019/11/20 メディア: 単行本 あけましておめでとうございます。だいぶ経ちましたが新年一発目の記事です。 元日の朝にテレビをつけてみたところ、NH…

【読書備忘録】『予言がはずれるとき』(1956)

何だか詩的な題名ですが、小説ではなく社会心理学の研究書です。 予言がはずれるとき―この世の破滅を予知した現代のある集団を解明する (Keiso communication) 作者:L. フェスティンガー,S. シャクター,H.W. リーケン 出版社/メーカー: 勁草書房 発売日: 199…

【読書備忘録】松尾恒一『日本の民俗宗教』(2019)

日本の民俗宗教 (ちくま新書) 作者: 松尾恒一 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2019/11/06 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 「日本人は無宗教だ」という言い方がよくなされます。 しかし実態としては、「無宗教」の自意識を持っている人でも普…

【読書備忘録】『近現代日本の民間精神療法』(2019)

近現代日本の民間精神療法: 不可視なエネルギーの諸相 作者: 栗田英彦,塚田穂高,吉永進一 出版社/メーカー: 国書刊行会 発売日: 2019/09/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「疑似医療」や「ニセ医療」などと呼ばれる界隈があります。病院や医…

【読書備忘録】大田俊寛『現代オカルトの根源』(2013)

現代オカルトの根源:霊性進化論の光と闇 (ちくま新書) 作者: 大田俊寛 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2013/07/10 メディア: 新書 この商品を含むブログ (14件) を見る UFO、予言、超能力、心霊現象、超古代史、陰謀論……「オカルト」と一口に言ってもそ…

【読書備忘録】ASIOS『UFO事件クロニクル』/『UMA事件クロニクル』

折角なので今回は2冊を忘却に備えます。 UFO事件クロニクル 作者: ASIOS 出版社/メーカー: 彩図社 発売日: 2017/08/29 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る UMA事件クロニクル 作者: ASIOS 出版社/メーカー: 彩図社 発売日: 2018/0…

【読書備忘録】吉村正和『心霊の文化史』(2010)

心霊の文化史---スピリチュアルな英国近代 (河出ブックス) 作者: 吉村正和 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2010/01/09 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 3人 クリック: 60回 この商品を含むブログ (11件) を見る テレビの心霊番組やネット怪…

【読書備忘録】岡本亮輔『聖地巡礼』(2015)

聖地巡礼 - 世界遺産からアニメの舞台まで (中公新書) 作者: 岡本亮輔 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2015/02/24 メディア: 新書 この商品を含むブログ (6件) を見る 「聖地」とは何ぞや。 試しに広辞苑で引いてみると、「神聖な土地。神・仏・聖人…

【日記】「ショーン・タンの世界展」へ行ってきた。

現在京都駅ビル内にある美術館「えき」にて、「ショーン・タンの世界展――どこでもないどこかへ」が10月14日まで開催されています。 ショーン・タンという作家を私は今まで知らなかったのですが、幻想的な宣伝ポスターを見て心惹かれたので試しに行ってみたと…

【読書備忘録】川村邦光『出口なお・王仁三郎』(2017)

出口なお・王仁三郎:世界を水晶の世に致すぞよ (ミネルヴァ日本評伝選) 作者: 川村邦光 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房 発売日: 2017/09/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る スピリチュアル界隈では常識の如く広まっている「手かざし…

【読書備忘録】ASIOS『昭和・平成オカルト研究読本』(2019)

昭和・平成オカルト研究読本 作者: ASIOS 出版社/メーカー: サイゾー 発売日: 2019/06/29 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る すごい本が出ました。 近代以降、非科学的な言説は「迷信」として退けられる一方で、社会に対して常に…

【読書備忘録】『怪異学入門』(2012)

怪異学入門 作者: 東アジア恠異学会 出版社/メーカー: 岩田書院 発売日: 2012/04/01 メディア: 単行本 クリック: 5回 この商品を含むブログ (2件) を見る 小松和彦氏による民俗学・人類学ベースの「妖怪学」に対し、歴史学ベースでの「不思議な物事」の研究…

【読書備忘録】高橋直子『オカルト番組はなぜ消えたのか』(2019)

オカルト番組はなぜ消えたのか 超能力からスピリチュアルまでのメディア分析 作者: 高橋直子 出版社/メーカー: 青弓社 発売日: 2019/01/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る UFOやUMA、或は幽霊、超能力、霊能力……そんな諸々のオカルト事象を扱…

【読書備忘録】斉藤光政『戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌」』(2019)

戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌」 (集英社文庫) 作者: 斉藤光政 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2019/03/20 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 『東日流外三郡誌』…これを「つがるそとさんぐんし」とすぐさま読める人は、ほぼ間違いなく物好…

【読書備忘録】『怪異学の地平』(2018)

怪異学の地平 作者: 東アジア恠異学会 出版社/メーカー: 臨川書店 発売日: 2019/02/14 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 怪異・妖怪と称される「不思議な物事」の学術的な研究と言えば、小松和彦氏による一連の「妖怪学」関連の著作や、氏の主導…

【読書備忘録】2月に読んだ本ダイジェスト

読んだ本の簡単な感想を書いてまとめてみようというムーブ。2月どころかもう3月も終わっちゃいましたが、まぁいいんだそんなことは。 今回紹介するのは、以下の4冊です。 原田実『天皇即位と超古代史』(2019) 小川寛大『神社本庁とは何か』(2018) 平井上…

【読書備忘録】𠮷田司雄編『オカルトの惑星』(2009)

オカルトの惑星―1980年代、もう一つの世界地図 作者: 吉田司雄 出版社/メーカー: 青弓社 発売日: 2009/02/01 メディア: 単行本 クリック: 7回 この商品を含むブログ (7件) を見る 未確認飛行物体、未確認生物、超古代史、精神世界…… 一般に「オカルト」と呼…

【読書備忘録】小松和彦『妖怪学新考』(1994)

妖怪学新考 妖怪からみる日本人の心 (講談社学術文庫) 作者: 小松和彦 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/07/11 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 現在の妖怪学の理論的な枠組みを確立した研究者である、小松和彦氏。 本書はその「小松…

【読書備忘録】1月に読んだ本ダイジェスト

いつもは一冊の本のみを紹介する記事を書いているのですが、読んだ本をごく簡単にまとめて紹介してみるのも良いだろうと思ったので、試みに書いてみることにしました。 本稿で紹介する本は、以下の通り。 宮崎駿『風の谷のナウシカ』(漫画版)1983~1995年 …

【読書備忘録】小野不由美『鬼談百景』(2012)

鬼談百景 (角川文庫) 作者: 小野不由美 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2015/07/25 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (13件) を見る 普段は学術的なお固い本についてばかり書いているので、たまには小説作品についてでも。 十二国記シリー…

【読書備忘録】『改訂新版 新書アフリカ史』(2018)

改訂新版 新書アフリカ史 (講談社現代新書) 作者: 宮本正興,松田素二 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/11/14 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 人は、身近にあるもの以外にはあまり興味が持てないもの。日本の歴史だって、興味が無くほとん…

【読書備忘録】礫川全次『サンカと説教強盗』(1992)

サンカと説教強盗---闇と漂泊の民俗史 (河出文庫) 作者: 礫川全次 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2010/09/03 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログを見る 在野の立場で「歴史民俗学研究会」を立ち上げ、数々の異端的な学問の一端を紹…

【読書備忘録】杉原たく哉『天狗はどこから来たか』(2007)

天狗はどこから来たか (あじあブックス) 作者: 杉原たく哉 出版社/メーカー: 大修館書店 発売日: 2007/10/01 メディア: 単行本 クリック: 15回 この商品を含むブログ (8件) を見る 「妖怪」と呼称されるモノの中でも、一際知名度の高い「天狗」。 「天狗にな…

【読書備忘録】原田実『オカルト「超」入門』(2012)

オカルト「超」入門 (星海社新書) 作者: 原田実 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/05/25 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 19回 この商品を含むブログ (15件) を見る 「UFO研究家」や「超常現象研究家」を名乗っている人が、普段何をして生活の糧を…

【読書備忘録】沖浦和光『幻の漂泊民・サンカ』(2001)

幻の漂泊民・サンカ (文春文庫) 作者: 沖浦和光 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2004/11/01 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 137回 この商品を含むブログ (45件) を見る 「サンカ」と呼ばれた人々の調査研究は、ほぼ在野の研究者に一任されていると…

【読書備忘録】伊藤龍平『何かが後をついてくる 妖怪と身体感覚』(2018)

何かが後をついてくる 作者: 伊藤龍平 出版社/メーカー: 青弓社 発売日: 2018/08/03 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 学校からの帰り道、夕闇迫る薄暗がりの中、人気のない路地裏を一人で歩いていると、気付くと自分の足音に混じり、ぴた、ぴた…

【読書備忘録】礫川全次『サンカ学入門』(2003)

サンカ学入門 (サンカ学叢書) 作者: 礫川全次 出版社/メーカー: 批評社 発売日: 2003/10/01 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 9回 この商品を含むブログ (2件) を見る 木地屋やマタギといったいわゆる「漂泊民」を対象とした民俗誌的研究は数多く存在し…