河原に落ちていた日記帳

趣味や日々の暮らしについて、淡々と綴っていくだけのブログです。

【日記】建部大社の船幸祭へ。

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 8月17日、滋賀県大津市の建部大社の祭礼である「船幸祭」へ行ってきました。

 現在では山王祭大津祭と並び「大津三大祭」とも称されるお祭りなのですが、実はこれまで見に行ったことがなかったので、ちょうどよく時間が空いたのを期に見物してみることにしました。

建部大社公式ホームページでの紹介

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 まずは本殿前で神事が行われたあと、夕方5時過ぎから神輿が担がれ、瀬田川の川岸へ。神輿は子供御輿と女御輿含め、全部で5基あります。

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 神輿全てを水上の船に乗せ終え、神事や各役員のあいさつがしばらく続いたあと、いよいよ瀬田川渡御へ。

 スピーカーから建部音頭が大音量で「はぁ^~」と鳴り響き続ける中、駕輿丁の方々が見物人に手を振りながら、瀬田川下流へと向かいます。

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 神輿を載せた船団は、4km先の南郷洗堰辺りまで向かい、「供御瀬」という場所にある御旅所で降ろされそこで神事が行われる……そうなのですが、ちょっと走って追いかけるには無理がありそうだったので、今年はパス。

 案内に依れば、御旅所では建部大社別宮の毛知比神社と新宮の新茂智神社からそれぞれ神饌が奉献され、神楽舞等の神事が執り行われるとのことなので、次の機会では予め待ち伏せして見学したく思います。

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 瀬田の唐橋が薄暗い紫色に染まる中、付近では太鼓の演舞や盆踊り大会が開かれます。祭り屋台のカラフルな明かりも目立ってきて、正に「お祭り」という雰囲気に包まれます。

 腹ごしらえに、私は姫リンゴ飴とチーズドッグなるものを買い食いしていました。

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 やはり花火大会がお目当ての方が多いのでしょう、東側の川岸は身動きがとれないほどの人だかりになっています。これはたまらんと、私は反対側の人の少ない場所へ避難していました。

 人々が花火はまだかまだかと待ち焦がれる中、最初の一発が夜空に咲き乱れます。

 こんなにまともに花火を見たのは、物凄く久しぶりのような気がします。

f:id:iamr0b0t4:20180819221745j:plain花火がなかなか上手く撮れないのはご勘弁を……

 ある程度盛り上がったところで、花火の方向の反対側からは帰還してきた神輿の光が!

 江州音頭を流しながら戻ってくる船団は、「待たせたな」とでも言っているような感じで非常に格好良かったです。

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 神輿が元の川岸に戻ってきた辺りで、個人的なタイムリミットが来てしまったので、止む無く私は家路を急ぐことに。

 花火の豪壮な音を聞きつつ、帰路に就いたのでした。

 

 そんな感じで船幸祭を楽しんできたのですが、こうしたお祭りを見物すると、今度はその歴史が気になってくるのが人情というもの。

 公式HPの紹介によると、「船幸祭は日本武尊が船団を従え、海路をたどられた故事に基づき執り行われる建部大社の夏祭りです。 瀬田川を海路に見立て船渡御が再現されます。」とのことですが、こうした説明はいつ頃形成されたものなのでしょうか。もしかしたら意外と最近のことかもしれないと個人的には思っていたりするのですが、如何なものでしょう。

 しかしまだ碌に調べてはいないため、もう少し地誌類等を手繰って詳しいところを調べてみたいと思います。